トトロの森の四季

冬の狭山丘陵

2013年2012年2011年2010年

2010年 1月 ~ 2月 、12月 ~

***   里山と雑木林 季節の移ろい   ***

12月、1月、2月の里山や雑木林を彩る光景を追ってみました。

***  如 月  ***

***   モノクロームの世界に紅一点?   ***

2月に入り、2日・6日に続き18日も夜半から雪に、菩提樹の山桜は
どうしているだろうか。其処に向かう途中、弘法大師が東国を旅した際、
立寄ったと伝えられる密厳院のお地蔵さん、真っ白な雪の中で赤い
帽子と前掛けが、里山の人のやさしさを感じさせます

2010年2月18日 菩提樹 密厳院にて撮影

密厳院のお地蔵さん

ゴルフ場と墓地に囲まれた谷戸の溜池、そこから流れ出る小川や湿地を守り、
荒れた溜池や耕作放棄された田圃を復活、トトロのふるさと基金もバックアップ。

雪の菩提樹池 雪の菩提樹湿地

地元の人々が、地道な活動を続け田圃を復活、秋にはたわわに実る稲の穂、
長年の努力が実を結び、池や湿地そして田圃が公有地化・保全された。

雪の菩提樹田圃

2010年 2月 18日 菩提樹池と田圃周辺にて撮影

***   比良の丘で竹炭焼き    ***

2月に入り、厳しい寒気の吹き出しに、日本海側は大雪、その
余波で朝から小雪が舞い、午後からは北風が吹き始める予報に、
午前中の安定した天候のうちに、自燃まで行ければ一安心です。

竹炭焼き

Befor : 炭材を隙間なく詰めたドラムカン窯、モウソウチク10本分の量
After : 炭焼きを終了しドラムカンの窯をあけた緊張のとき、出来具合は?!

Befor:炭材を詰めたドラムカン After:炭焼き完了で釜の蓋を開けた

After : 焼きあがった竹炭の窯出し、二つのドラムカンで10kg超に!

After:焼けた竹炭

2010年 2月 6日 比良の丘葡萄園の栗林にて撮影

***   積雪に耐えるモウソウチク    ***

暦の上では立春も間近、小学校からは早春賦の歌声が聞こえ始める頃、
夜半には雨が雪に変わり、雑木林を白く変え、竹林は雪の重さに耐え、
雑木林の梢は湿った雪が朝の寒さに霧氷となり、朝日に輝き始めます。

雪景色のチカタの竹林

 寒椿は濃い青葉にピンクの花、真っ白な雪に映えます。
咲誇った紅梅に遅ればせながら、白梅が静かに咲き始めました。

雪の中の椿 雪にもめげず白梅が開き始めた

しかし、冷え込んだ朝に蝋梅は凍り付いてしまったようです。

雪に凍り付いた蝋梅

2010年 2月 2日 下山口の竹林にて撮影

***  睦 月  ***

***   萌芽更新を目指して:コナラを伐採    ***

平地林では、コナラやクヌギは光を求め上へ上へと伸びます。
役目を終えた下枝は枯れ落ち、雑木林は樹冠に覆われています。

しかし、西側に開けたチカタの斜面林のコナラは光を求め、
下枝は林縁の小道を超え茶畑へ大きく張り出してしまいました。

このため、樹齢50年超、樹高10mを超える高木に成長した林縁の
コナラを伐採、まずは萌芽更新を目的に、雑木林の再生を目指します。

枝下ろしの準備 枝下ろしされるコナラ

2010年 1月 9日、13日 下山口の雑木林にて撮影

***  師 走  ***
雑木林の落葉樹はすっかり葉を落とし、休眠の季節に。
林床の落葉の絨毯に身を横たえると、冬枯れた木立の
先に澄み渡る高い空が目に入ります。
冬枯れの雑木林

2010年12月中旬 1号地周辺の雑木林にて

***  落日に染まる巻雲と富士  ***

初冬の午後、巻雲のような雲が空高く現れてきました。
夕焼けの空と富士山をイメージし、堤防に出かけました。
孫悟空が乗った金斗雲はこんな雲ではと想像させます。

夕景の富士

2010年12月上旬 狭山湖堰堤にて

“ 朝日に浮かぶ都心と狭山丘陵 ”

昇る朝日を背景に、497mのスカイツリー、都心の高層ビル、
手前には狭山丘陵と西部遊園地の観覧車やジャイロタワーがが
シルエットで浮かび上がります。

丘陵の夜明け:497mのスカイツリー

2010年12月上旬 狭山湖堰堤から

2012年 冬へ 
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