
*** 里山と雑木林 季節の移ろい ***
12月、1月、2月の里山や雑木林を彩る光景を追ってみました。*** 如 月 ***
*** モノクロームの世界に紅一点? ***
2月に入り、2日・6日に続き18日も夜半から雪に、菩提樹の山桜はどうしているだろうか。其処に向かう途中、弘法大師が東国を旅した際、
立寄ったと伝えられる密厳院のお地蔵さん、真っ白な雪の中で赤い
帽子と前掛けが、里山の人のやさしさを感じさせます
2010年2月18日 菩提樹 密厳院にて撮影

ゴルフ場と墓地に囲まれた谷戸の溜池、そこから流れ出る小川や湿地を守り、
荒れた溜池や耕作放棄された田圃を復活、トトロのふるさと基金もバックアップ。
地元の人々が、地道な活動を続け田圃を復活、秋にはたわわに実る稲の穂、
長年の努力が実を結び、池や湿地そして田圃が公有地化・保全された。
2010年 2月 18日 菩提樹池と田圃周辺にて撮影
*** 比良の丘で竹炭焼き ***
2月に入り、厳しい寒気の吹き出しに、日本海側は大雪、その余波で朝から小雪が舞い、午後からは北風が吹き始める予報に、
午前中の安定した天候のうちに、自燃まで行ければ一安心です。

Befor : 炭材を隙間なく詰めたドラムカン窯、モウソウチク10本分の量
After : 炭焼きを終了しドラムカンの窯をあけた緊張のとき、出来具合は?!
After : 焼きあがった竹炭の窯出し、二つのドラムカンで10kg超に!
2010年 2月 6日 比良の丘葡萄園の栗林にて撮影
*** 積雪に耐えるモウソウチク ***
暦の上では立春も間近、小学校からは早春賦の歌声が聞こえ始める頃、夜半には雨が雪に変わり、雑木林を白く変え、竹林は雪の重さに耐え、
雑木林の梢は湿った雪が朝の寒さに霧氷となり、朝日に輝き始めます。

寒椿は濃い青葉にピンクの花、真っ白な雪に映えます。
咲誇った紅梅に遅ればせながら、白梅が静かに咲き始めました。
しかし、冷え込んだ朝に蝋梅は凍り付いてしまったようです。
2010年 2月 2日 下山口の竹林にて撮影
*** 睦 月 ***
*** 萌芽更新を目指して:コナラを伐採 ***
平地林では、コナラやクヌギは光を求め上へ上へと伸びます。役目を終えた下枝は枯れ落ち、雑木林は樹冠に覆われています。
しかし、西側に開けたチカタの斜面林のコナラは光を求め、
下枝は林縁の小道を超え茶畑へ大きく張り出してしまいました。
このため、樹齢50年超、樹高10mを超える高木に成長した林縁の
コナラを伐採、まずは萌芽更新を目的に、雑木林の再生を目指します。


2010年 1月 9日、13日 下山口の雑木林にて撮影
*** 師 走 ***
雑木林の落葉樹はすっかり葉を落とし、休眠の季節に。林床の落葉の絨毯に身を横たえると、冬枯れた木立の
先に澄み渡る高い空が目に入ります。

2010年12月中旬 1号地周辺の雑木林にて
*** 落日に染まる巻雲と富士 ***
初冬の午後、巻雲のような雲が空高く現れてきました。夕焼けの空と富士山をイメージし、堤防に出かけました。
孫悟空が乗った金斗雲はこんな雲ではと想像させます。

2010年12月上旬 狭山湖堰堤にて
“ 朝日に浮かぶ都心と狭山丘陵 ”
昇る朝日を背景に、497mのスカイツリー、都心の高層ビル、手前には狭山丘陵と西部遊園地の観覧車やジャイロタワーがが
シルエットで浮かび上がります。

2010年12月上旬 狭山湖堰堤から